廃品廻収‐ 365 Dust box - | シムズ3のフリーウィル観察日記をメインに、たまに他のゲームのプレイレビューをしたり、絵を描いたりするブログ。

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Posted by 北の海苔 on  | 

Reスターライトショア おわりのおはなし

Warning!
※ここには見るほうには辛く書くほうには恥ずかしい茶番が含まれて居ます。
がっつりストーリー調です。更にとんでもなく長いです。しかもその上ちょっとBLです。ダメな方は申し訳ありません・・・!
北のの深夜テンションに付き合えなくもない、という方はよければ、お付き合いください!

「手紙・・・誰からだ」
ポストをのぞくと見慣れない封筒が届いていて、俺は宛名を探した。
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この家に手紙が届くのは珍しい。
それぞれ違う街から集まった三人で始めたルームシェアだったから、ここにお互いの知り合いがくることは今までなかった。
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「布施、譲治・・・」

白い封筒に書かれた宛名に小さな文字でそう書いてある。
送り主の名前も同じく布施となっていた。
布施の家族か誰かが送ってきたのだろうか。
数ヶ月経って初めて手紙を送ってくるぐらいだから、もしかすると何かあったのかもしれない。

それならばすぐに渡してやった方が良いだろうと、部屋で寝ているであろう同居人の元へ急いだ。
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「おい、布施」
「アンタが俺のとこに来るなんて珍しいじゃねぇか。構ってほしくなった?」
軽口を叩きながら布施が起きあがる。
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来たくて来たわけじゃないと言ってやりたかったが、今はそんなことをしている場合ではない。
悪態の代わりにと、テーブルの上に半ば放り投げるようにして手紙を渡す。
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「この手紙お前宛だろう」
置かれた手紙の差出人を見て布施が小さく息を飲んだ様に見えた。
つい先程までの軽薄そうな態度が消え、ほんの少し表情に陰りが差す。
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「・・・父さんからだ」

布施から両親の話を聞いたとはない。
反応を見る限り、あまり良好ではないのだろうか。
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「席を外した方がいいか」
「いや・・・いいよ。そこにいてくれねぇか」
一人では不安なことでもあるのか、布施は俺に部屋に残るように言った。

いつもより落ち着かない様子で手紙に目を通す。
何か不都合なことが書いてあったのか読み進めるうちに布施は戸惑いの表情を浮かべる。
家族相手におかしな話だとは思うが、わずかに緊張しているようにも感じ取れた。
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こんな布施を俺は今まで一度も見たことがない。
傍にいるのだから話しかけた方がいいとわかっているのに、浮かんだ言葉は全て雰囲気に呑まれてしまう。
なんと声をかけていいのかもわからず、見ている事しか出来ない俺は居た堪れずに黙り込んだ。
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どれくらい経っただろうか。

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気持ちを整えるかの様に布施が長く息を吐いた。
「クラシックの講師をやってみないかって、父さんが」
困惑した響きを滲ませながら手紙の内容を布施が話はじめる。

音楽の講師―――。

数年前、まだこいつと会ったばかりの学生の頃だったか。小耳に挟んだことがある。
布施の家は古くから続く音楽家で名家の子息という話だ。
あくまで俺の聞いた話は単なる噂に過ぎないが、それに関係する事なのだろうか。
気にはなったものの詳しく聞く勇気もなく俺はただ黙ったまま布施の話に耳を傾けた。
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「ここより、ずっと遠い街。数ヶ月間の特別講師・・・だってよ」

言い方にはいつもの余裕が感じられない。またとない機会だろうに。
らしくもなく悩んでいるのだ、この男は。
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布施のためには、この話をすぐにでも受けるべきだ。
この街でこのまま音楽の仕事を細々と続けていただけでは頭打ちになって終わってしまう。

「まっ、俺には関係な・・・」
「行けよ」
「・・・・・・良介?」
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何故行きたがらないのか、家族とどんな事情があるのか、細かいことは俺にはわからない。
それでも布施は行くべきなんだとそれだけははっきりと思う。もっと広いところで活躍出来るはずだから。
普段通りの軽いこいつに戻ってしまう前にと、布施の話を遮って俺は続けた。
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「受けろよその仕事。ここにいるよりずっと役に立つ。お前もわかるだろう」

調子を戻しかけていた布施の表情は、またすぐに苦々しいものへと変化する。
そんな顔をさせてしまうのはあまり気分が良くない。
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だが、ここで強く言わなければ布施はすぐにでも断ってしまいそうな様子だ。
こんなところで、せっかく舞い込んだこいつのチャンスを潰すのはあまりに惜しいだろう。

本当は俺だってこんな顔をさせたいわけではないのに。
普段あまり気に止めていない無愛想な言葉の癖が、今は少し煩わしい。
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それでも伝えるべきだ。

「悩む理由は知らんが、蹴ってしまうには勿体無い話だ」
「先輩としての説教ってか。生憎、俺とアンタはもう学生同士じゃないんで」
「・・・俺は、お前の実力を信じてるから言っているんだ」
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突き放した態度と逸らされた目線は、余裕のある布施のイメージとかけ離れている。
少々押し付けがましくなっているのは自分でもわかっていた。
とはいえ、そんな棘を含んだ言い方をされてはさすがにムッとしてしまう。

「どうしてわからないんだ!?お前はもっと、上に行けるんだぞ」
これ以上悩む布施を見ていたくない。こんな会話を続けたくない。
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「もうやめてくれ。アンタが何考えてるかわかんねぇ」
非難めいた響きを聞いて何も考えられなる。
混乱したままの頭で口から滑り落ちた言葉は、ただひたすら感情的なものだった。

「布施には才能があるだろう!俺は、堂々としたいつものお前が見たいだけだ!」
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「・・・何だよそれ?つまり俺の為ってことかよ」
「そのつもりだ。当たり前だろう」
「・・・俺のことを思って?」
「そうでなければ言うはずがないだろうが、馬鹿が!」

思わずきつい口調になる。しまったと反射的に謝ろうとしたが、眼に映った布施の表情がどこか嬉しそうで。
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急な変わりように呆気にとられてそのまま動けなくなってしまった。
固まっている俺をよそに目の前の男は話を進める。

「だったら一つ、条件ってか頼み事があんだけど」

こういう時のこいつは何を言い出すかわかったものじゃない。急な態度の変化にまだついても行けていない。
それでも布施がやる気になるのなら、なるべく叶えてやりたかった。
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「俺は講師をするために、アンタと引越す。一緒にだ」
「ああ、わかっ・・・・・・は!?」

一瞬何を言っているのか理解出来なかった。何故俺がお前について行くことになっているのか。
こんな状況で冗談を言うなと文句の一つでも言ってやりたいが、目の前の男は大真面目といった顔をしている。
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「よし、だったら引越しの準備をしねぇとな」
「・・・待て。どうして俺がお前に着いて行くことになるんだ!」
「アンタがいないと俺が途中で辞めちまうかもしれねぇだろ。俺の事、見張ってろよ」
「お前は馬鹿か!!」

勢い任せに怒鳴りつけても返ってくるのは食えない態度ばかりだ。
相変わらず何を考えているのかわからない奴だ。この男の強引さには呆れて言葉も出ない。
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俺は間違いなくそのつもりなのに。

実のところ、布施がいつもの様に楽しそうならそれも悪くないなとばかり浮かんで、
そこから何も言えなくなってしまっただけだった。

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「あ、アレックスに引越しの事を伝えてくる」
せっかく布施が調子を取り戻したというのに、今度は俺の方が浮ついた様に何も考えられなくなって。
reend28.jpg
その場からすぐにでも逃げ出してしまいたくて慌てて部屋を後にした。


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「どうして俺が、か」


「・・・理由もないのに、こんなとこまでルームシェアなんてしに来るわけねぇだろ。気づけっての、馬ァ鹿」
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自嘲気味に零れたその声に、気づくのはずっと先の話。






わければ、よかった・・・

やっといてなんですが、ここまではまさかの余談です。茶番のさらに余談ってなんなの。
すみません、ただ単にやってみたかっただけなのです。
本筋はここから。つまり、まだこんな茶番が続きます。な、なんだってー!

もしよろしければ、
「北のってセンスが悪いとかじゃなくてさ、悪趣味だよね
とリアルに知人から言われる北のの茶番にもう少しお付き合い頂ければ嬉しいです。
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Category : The茶番
Posted by 北の海苔 on  | 10 comments  0 trackback

-10 Comments

那臣 says...""
北のさん、こんばんはー!
なぜか数日間北のさんのブログにアクセスできないという焦らしプレイに遭っていた那臣です;
更新されていた分、一気に読ませていただきました!
新しい子たちも可愛いですねぇ///
男の娘とか素敵すぎます…!
これからこの子たちが動くところも楽しみにしています^^*

そしてアレックスさん、生涯願望達成おめでとうございますー!!
いつもみんなの料理を作ってくれる、まじめなアレックスさんのことも実はかなり好きです//←
みんなでパーティーも楽しそうでいいですね!
しかも久里浜君とアレックスさんが仲良くなってるのが微笑ましい^^*

それから今回のストーリー!
良介さんと譲治さんのBL待ってました!(笑)
ま、まさかの譲治さんが良介さんと引っ越し…
いろいろ気になることはありますが、とにかく続きを楽しみにしていますっ><*
2013.01.15 19:37 | URL | #.JJaVgLQ [edit]
ゆき says...""
北の海苔さんこんばんは^^

なんと今回ストーリー調じゃないですか~( ´艸`)
茶番とおっしゃってますけど、立派なストーリーになってますよ~♪♪
BL大好きなもんで、読みながらかなり萌えてしまいましたが、女たらしの譲治さんが良介くんを想っていた・・・っですって?!
これやばいですねwww ノンケが男を好きになるっていう展開のBLが好みなので、いいですよ~~~( ´艸`)
勝手に色々妄想して盛り上がってすみません~ww
いや~どうなるのかな??楽しみですね!!
私も妄想だけは凄くて、うちの世帯で(まあナオキくんとハルカくんですけど^^;)、そりゃ色んなストーリーを日夜考えてるんですが(完全にアホww)それをいざ、ストーリー展開で作ってみたいな~と思っても難しくて・・・(´・ω・`)

続き期待してますね~(*゚▽゚)ノ
2013.01.16 00:52 | URL | #- [edit]
ahiruchanet says...""
こんばんわー!
父親との間に何があったのー!!!ってくらい
暗かったね!
クラシックの講師か~なんかかっこいいな!
でも断るにはもったいないね!たしかに。
良介くんに一緒に行くのが条件だ、なんて・・・
なんて可愛らしいの!ww
ストーリー展開いいっすね!
次回もですか?楽しみにしてますね♪
2013.01.16 21:11 | URL | #- [edit]
りんご says...""
北の海苔さんこんばんは^^

良介くんと譲治さん!?何それ萌ですよ!!www
しかも譲治さんの方が・・・( ´艸`)?w
女ったらしなのは良介くんへの思いの反動!?
とか勝手に想像してニヤニヤが止まりません!!
気持ち悪くてスミマセンwww
譲治さんがクラシックの講師というのもなんだか萌です!w
続きが気になりますねー!!
そして2人に挟まれるアレックスさんの今後も…気になりますねーwww
楽しみにしております♪
2013.01.16 21:18 | URL | #- [edit]
北の海苔 says...""
那臣さんこんばんはー^^
やっぱりちょっとFC2ブログ調子悪いですよね・・・!?
北のも見に行こうとするとエラーがでたり、管理画面に入れなかったりしております(。□。;)

読んでいただけてしあわせでございます(*´q`*)
男の娘は一度作って見たかったので、かなり楽しかったですww
動作テストが終わったら新顔二人も追加予定ですー!

アレックスの生涯願望ついにおわりました・・・!ありがとうございます(*´q`*)
あいつの真面目さのおかげで他二人が成り立っているので、好きと言ってもらえると嬉しいですw
北のもアレクと大介は手放しで好きです←
思ったより久里浜とアレックスは相性がよかった様で、安心しました・・・ww

ストーリー読んでもらえるなんて凄くありがとうですよ・・・!
二人をどうするか考えた挙句、あんな風になってしまいました(笑)
とんでもなく茶番っておりますがよければお付き合いください!(*´q`*)
コメントありがとうございますー!
2013.01.16 21:38 | URL | #5XrOZ5hQ [edit]
北の海苔 says...""
ゆきさんこんばんは!

どうしてもやってみたくて、区切りになればと思わず作ってしまいました・・・ww
文章なんて普段書かないのでそういって頂けると心強いです!^^
本来は男が好きなわけじゃないはずなのに~って、素敵なシチュエーションですよね←
いつもは女たらしってところでより盛り上がります(北のが
・・・という趣味妄想全開ですが、読んでいただけてとっても嬉しいです(*´q`*)

ナオキくんとハルカくんのストーリー、ぜひ読みたい・・・!
二人のラブラブっぷりを物語形式でっていうのも素敵ですww

温かいお言葉ありがとうございましたー!
2013.01.16 21:44 | URL | #5XrOZ5hQ [edit]
北の海苔 says...""
ahiruchanetさん、こんばんはー!

譲治の馬鹿っぷりを抑えようとしたら、こんな暗さになってしまいました!w
つくづくシリアスさの似合わない奴らだと思います・・・ww
講師って付くだけで、なんだか急にかっこよる気がしています!(気のせい
実際の譲治は音楽スキルが高くないので、かすりもしない話なんですが・・・w
この茶番でしかチャンスはないと思います(笑)
良介を条件に!という譲治が作りたかっただけなので、そう言っていただけると嬉しいです(*´q`*)

非常に茶番ですが、ちょっとでも楽しんでいただければなーと思います!
読んでくださってありがとうございました^^
2013.01.16 21:50 | URL | #5XrOZ5hQ [edit]
北の海苔 says...""
りんごさんこんばんはっ^^

がっつりではないものの、急なBLで申し訳ないです!w
良介と譲治は元々どうしようか悩んでいた結果、こんなことになってしまいましたww
女たらしはまさに気持ちの反動(という北のの妄想)という事になっております!
なので譲治は未だに彼女を作ったりロマンス行動をしてない弱気ぶりです(*´q`*)
講師って響きが、なんか良いですよね・・・!←
実際の二人だと音楽スキルは圧倒的に良介>譲治ですがw
この二人、普段の生活も茶番もしわ寄せは全部アレックスにいってます・・・w

初めて作った形式だったので不安いっぱいでしたが、見ていただけただけで凄くありがたいです・・・!
コメントまでありがとうございましたー(*´q`*)
2013.01.16 21:57 | URL | #5XrOZ5hQ [edit]
零織 says...""
北の海苔さんこんばんはー
お久しぶりです^^

茶番なんてとんでもないっ
一気にみたあとに、続きがきになってそわそわしています!
しかも譲治さんのほうが・・・っ
とかなんて素敵!
一緒にと誘われてるのに微塵も好意に思い当たらない良介さんにも
うわぁぁっと床をのたうちまわって、ベッドのうえで
ばふんばふんと暴れるくらい萌ました(笑)

続きを楽しみにしています~^^
2013.01.17 23:34 | URL | #- [edit]
北の海苔 says...""
零織さんこんばんは^^
遊びに来てもらえて嬉しいですー(*´q`*)

ほわあ(。□。;)ちょっとでも楽しんでいただけたら幸いです!
一途なタイプじゃなさそうなのに本気になる、というのが好きでして・・・ww
似合わないですが譲治の片思いにさせときましたw
良介は天性のぼっちなので人の気持ちとか空気が基本読めない奴です(笑)
文章なんて書かないので、楽しんでもらえたのなら本当によかった・・・!!(*´q`*)

恥ずかしくてがっつり続きは作れませんでしたがッ!
暇つぶし程度になっていればと思います!

茶番にお付き合いいただきましてありがとうございましたー^^
2013.01.18 00:17 | URL | #5XrOZ5hQ [edit]

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